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01-01) 1. HTML、XHTML、HTML5について

XHTML(Extensible HyperText Markup Language)とは
HTMLをXMLの文法に基づいて再定義したものです。
今まで曖昧さのあったHTMLを厳密なXMLを基に再定義しています。

HTMLとXHTML、HTML5との相違点として以下の項目が挙げられています。

番号 HTMLとXHTMLとの相違項目の内容
1 要素名及び属性名は小文字でなければならない
2 要素には終了タグが必要である
3 属性値は常に引用符で括られなければならない
4 属性の省略化はしてはならない
5 ‘id’および‘name’属性をもつ要素は、‘id’属性を使用する

01-01) 2. 要素名及び属性名は小文字でなければならない

要素名と属性名を記述するとき、HTMLでは大文字でも小文字でも良かったのですが、
XHTMLでは大文字と小文字を区別して認識するため、小文字で記述しなければなりません

HTML記述サンプル XHTML記述サンプル
<H4>要素名及び属性名は小文字でなければならない</H4>
<P>要素名と属性名を記述するとき、HTMLでは大文字でも小文字でも良かったのですが、 XHTMLでは大文字と小文字を区別して認識するため、小文字で記述しなければなりません</P>
<h4>要素名及び属性名は小文字でなければならない</h4>
<p>要素名と属性名を記述するとき、HTMLでは大文字でも小文字でも良かったのですが、 XHTMLでは大文字と小文字を区別して認識するため、小文字で記述しなければなりません</p>

01-01) 3. 要素には終了タグが必要である

終了タグが必要です。
XHTMLとHTMLの大きな違いにHTMLでは<li>、<p>、<dt>、<dd>、<tr>、<th>、<dt>などの
特定要素で、終了タグを省略することが出来ましたが、XHTMLでは必ず終了タグを記述します。

HTML記述サンプル XHTML記述サンプル
<BR>

<UL>
 <LI>リスト項目
</UL>
<br/>  または <br></br>

<ul>
 <li>リスト項目</li>
</ul>

01-01) 4. 属性値は常に引用符で括られなければならない

全ての属性値は引用符で括ります。
XHTMLの属性値は引用符を省略することが出来ましたが、XHTMLでは必ず引用符で括ります。
引用符はシングルクォーテーション(’)、ダブルクォーテーション(”)どちらでも使用することができます。

HTML記述サンプル XHTML記述サンプル
<IMG SRC="sample.jpg" ALT=>

<img src="sample.jpg" alt=""/>


01-01) 5. 属性の省略化はしてはならない

属性の値は必ず記述します。
HTMLではchecked、selected、nowrap、compact、disabled、noresizeなどの属性の値は
省略することが出来ましたが、XHTMLでは必ず記述します。

HTML記述サンプル XHTML記述サンプル
<INPUT TYPE="radio" VALUE="チェック済み” CHECKED>

<input type="radio" value="チェック済み” checked="checked"/>


01-01) 6. id’および‘name’属性をもつ要素は、‘id’属性を使用する

要素の識別のためにはID属性を指定する。
XHTMLではID属性の値を重複して使用することは出来ない。
(同じ値を設定する場合はクラス属性を使用する)

HTML記述サンプル XHTML記述サンプル
<A NAME="top" HREF="#"> <a id="top" href="#" />

01-01) 7. XHTMLからHTML5へのバージョンアップによる変更点

XHTMLでは、DOCTYPE宣言は以下のように記述していました。
(HTML 4.01 Transitionalの場合)
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">

HTML5では、以下のようなシンプルな記述となります。大文字と小文字は区別されません。
<!DOCTYPE html>